あざ
あざとは
あざには、茶あざ・青あざ・赤あざ等の種類があります。
あざは、先天性(生まれつき)のものと、後天性(成長してから出てくる)ものがあります。
あざの唯一の治療、レーザー治療は保険適応となりますが、当院では茶あざ・青あざのレーザー治療を行っております。
(赤あざのレーザー治療は、岐阜大学病院または、愛知医科大学病院、西堀形成外科に紹介となります。)
あざのレーザー治療は3か月に一度、照射します。
照射後2週間は黒いかさぶたが出来るので、その間は外用剤を塗ってガーゼで保護して下さい。
かさぶたが取れると新しく生まれたピンク色の皮膚が出てきます。
ピンク色の皮膚は再び色が茶色くなっていきます。
3か月に一度 レーザー治療を継続すると、あざは徐々に薄くなりますが、レーザーは 5~20 回の照射が必要です。レーザー治療後は十分に日焼けにご注意ください。
また、治療途中で、あざが逆に濃くなったり、部分的に白く色が抜けたりする場合もありますが、根気よくレーザー治療を継続すると色は徐々に馴染んでいきます。
レーザー治療の最終目標は、あざを肌の色に馴染ませることです。
色むらが多少残る場合もありますのでご了承ください。
保険料金
あざレーザーは茶あざは2回まで、青あざは5回まで保険適応となりますが、5回であざが無くなる方は少ないため、当院ではそれ以上の回数レーザー治療する場合でも保険外とはなりますが、保険治療でレーザー照射する費用と同じ費用で治療が受けられます。
(小児の場合は保険適応時は無料ですが、保険適応外の回数になった場合は、 1回 8,000円~15,000円ほどの費用がかかります。)
保険適応外料金
- 1回8,000円~15,000円
- あざレーザー費用はあざの大きさにより異なります。
- 範囲が広い場合は2部位 3部位となります
- 照射前に麻酔クリームを塗ってからレーザーを照射しますが、麻酔クリームを塗っても痛みは伴います。
- 所要時間は約15分です。
茶あざ(保険適応)
扁平母斑
先天的に表皮のメラニン量が多いことが原因です。
生下時から存在するものと、成人になって出現するものがあります。
消えにくいものもあり、また一度消えても再発を起こしやすいですが、Qスイッチルビーレーザーで治療すれば薄くなる可能性があります。
治療方法
麻酔クリームを塗って15分置き、その後レーザーで照射します。
治療回数
3ヶ月以上空けて2回のレーザー照射までは保険適応で治療が受けられますが、3回目以降は自費となります。
青あざ(保険適応)
異所性蒙古斑
おしりにあるものは蒙古斑ですが、手足や顔、胸やお腹にあるものを異所性蒙古斑といいます。自然に薄くなりますが、色の濃いものは成人になっても残ります。
Qスイッチルビーレーザー治療を行います。
太田母斑
表皮基底層にあるメラノサイトが真皮層に増加して起こります。
額や顔の上半分や眼球に見られる青あざは太田母斑と呼ばれます。
思春期に出現する場合と生下時からある場合があります。いずれも自然に消退は期待できません。
Qスイッチルビーレーザーで治療が可能です。
遅発性太田母斑
遅発性太田母斑は思春期ごろから両頬、額の左右両端を中心に、薄茶色や灰色っぽい斑点上の色素斑が増えてくる疾患です。
Qスイッチルビーレーザーで治療が可能です。
治療方法
麻酔クリームを塗って15分置き、その後レーザーで照射します。
治療回数
3ヶ月以上空けて5回のレーザー照射までは保険適応で治療が受けられますが、6回目以降は自費となります。