水虫・巻き爪
水虫とは
水虫とは、真菌の感染症で、特に足や手、爪、体などに感染します。
多くは、温泉や銭湯、プールでひろってきて、それが家族内で感染してしまいます。
足や手、体の皮膚の場合は、カサカサやジュクジュクでかゆみを伴う場合があります。
爪の場合は爪が白く濁り、爪が分厚くなってきます。
水虫の治療
水虫用の塗り薬と光線療法が有効です。また、爪に入ってしまった場合は、塗り薬のみでなく、飲み薬を飲むと比較的早く治すことができます。
最近では内服のパルス療法というものがあり、1週間内服し3週間休薬することを3ヶ月間くり返す方法もあります。
料金
- 水虫の光線療法は保険適応です。
- 3割負担の方1回 320円
巻き爪
巻き爪とは
「巻き爪」とは、爪の先端または側面が、爪周囲の皮膚にくい込んだ状態です。
巻き爪が悪化すると、炎症や感染を併発して、赤く腫れて強い痛みを生じます。
巻き爪の原因
1.靴による圧迫
足に合っていない靴で爪の周囲が圧迫され続けることが原因です。女性に多く見られ、高めのヒールや、先端が極端に尖ったパンプスなどを履く機会が多い場合は特に注意が必要です。
また、立ち仕事中心の方などは、足に負担をかける時間も長くなり、巻き爪になりやすいです。
2.深爪の習慣
深爪をすると爪の周りの肉が爪に向かってきます。そのため、両端から爪への圧迫がおこり、爪を巻き込んでしまいます。
「爪が巻いてきて痛いので短く切る」のは一時的に痛みは軽減しますが、爪が伸びるとかえって爪のくい込みがひどくなり、さらに悪化させてしまうという悪循環になってしまいますので、爪は短く切らずに伸ばすようにしましょう。
3.爪の形状(遺伝的要素)
4.スポーツ(母趾に大きな負荷がかかるもの、瞬発力を必要とするもの)
5.肥満、妊娠(急激な体重の増加)
6.長時間歩行
7.爪の水虫
自分でもできる陥入爪・巻き爪への対処法
正しい爪の切り方をマスターしましょう。
女性は見た目を気にして爪を丸く切ることが多く、深爪になりやすいので注意してください。
爪の先端は真っ直ぐに、両端は直角になるように、指先寄りも少し長目に切りましょう。
巻き爪の治療
1.手術
2.テーピング法
くい込んで痛い側の爪に弾性絆創膏(伸縮するテープ)を貼り付けます。
次に外方向へ弾性絆創膏を引っぱりながら、らせん状に足の指に巻き付け固定します。
この処置で痛みは楽になり、爪を十分に伸ばすことができます。
3.ワイヤー矯正(自費)
爪を5mmほど伸ばしてから来院して下さい。
下記の副作用の可能性があります
・腫張 ・アレルギー反応